障がい者の方へ
JBFAでは、視覚障がいに限らず、様々な障がいのある方たちとともに働くことを
非常に大切に考えています。
JBFAの思いや仕事内容、雇用のあり方などについてまとめました。
■はじめに
私たちは視覚障がい者を事業上、不可欠な存在としています。それは、当協会のビジョンとして「ブラインドサッカーを通じて、視覚障がい者と健常者が、当たり前に混ざり合う社会を築く」ことを実現していくためでもあります。同時に、このビジョンは、私たちのステイクホルダーが「視覚障がい者」か「健常者」かの2項であることを示しているわけではありません。ブラインドサッカー・ロービジョンフットサルというスポーツを事業の中心に置きながら、「一人ひとりを際立たせるすべての違い」が共に力を合わせていける社会を目指しています。
したがって、「視覚」に限らず障がいがある方の雇用についても、私たちは前向きです。実際に、常勤スタッフで働いている人もいますし、ボランティアでも主体的に役割を担ってくれている方々もいらっしゃいます。
■JBFAでの働き方
JBFAでは障がいの有無に関わらず、ご本人のwill(やりたいこと、将来のキャリア像)や、これまでのキャリアや経験、「現在できること」等を勘案して配属や役割を決めているケースがほとんどです。言い換えると、ひとつの障がいをひとくくりにして、「この障がいはこの職種」と限定していません。また、視覚障がい以外の障がいがあるスタッフはまだ少数です。そのため、JBFAで働きたい方には、新しいことへのチャレンジ精神や意欲が求められます。
また、現在のところ、障がい者を一律に別の賃金体系に定義することはしていません。障がいと定義されるみなさんの特徴をいかし、何ができるのか、どんなミッション(職務上の役割)を担えるのかによって、賃金は決まります。誰もが高いミッションにチャレンジできるわけではありませんが、制度としてひらかれ、さまざまにチャレンジをする選択肢がある組織だと思います。
■実践例
現在、身体障がいのあるスタッフを「VOICE:事業推進部 宮島大輔の場合。」として紹介しています。リンク先をご覧ください。
■エントリーにあたって
JBFAでは以上のような考え方をもって、障がい者の雇用にあたっています。際しては、「今ある能力やこれまでのキャリア」にももちろん目を向けますが、皆さん自身がどんなチャレンジをしたいのか、どんなふうに働きたいのか、もしあなたがサッカーが好きであればサッカーとどんなスタンスで関わっていきたいのかーーそれらも勘案しながら採用を進めています。そのため、一般の採用プロセスとは区別をしているのです。
障がい者の採用は、以下のようなプロセスをベースにしています。
- JBFAへの問い合わせ
- JBFAでの働き方について、個別の説明(説明会の場合もあれば、お茶会のようにフランクな場もあります)
- 必要があれば、JBFAで働く視覚障がい者や障がい者との情報交換会
- 書類応募・書類選考
- 一次面接
- 現場体験(スポ育や大会等の場を体験いただきます)
- 最終面接(場合によって、二次面接があります)
まずはお気軽にEメールか電話(03-6908-8907)にて人事担当まで問い合わせくださいませ。
■よくある質問
選考について
Q:雇用形態や勤務形態を教えてください
A:正職員及び契約職員の雇用で募集しています。
Q:障がいの種別によって応募できない場合はありますか?
A:障がいの種別による応募制限は特にありません。障がいの種別による配慮が必要な事項がありましたら、個別の相談の場でお伝えください。
Q:採用に当たって、資格を条件としますか?
A:資格内容や取得は条件にしておりません。
Q:障がい者と健常者とで仕事内容に差はありますか?
A:仕事内容については、障がいの程度を考慮します。その中でチャレンジングな目標を設定し、業務を遂行していただきます。給与や人事評価も、一般の職員と同様に扱われます。
入社後について
Q:障がいがありますが、どのような配慮がありますか?
A:障がいの状況に応じて、業務上必要となる機器等の支援を行っております。
また、勤務地となる事務所はビルの3階ですがエレベーターがあり、事務所内も車いすでの移動が可能です。
(その他、具体的な配慮が必要な点については個別の相談の場でお伝えください)
Q:車通勤は可能ですか?
A:車通勤の必要がある方については、個別に相談させていただきます。
Q:通院が必要な場合、考慮していただけますか?
A:ある程度配慮することは可能です。詳しくは、個別の相談の場でお伝えください。
Q:人事異動はありますか?
A:本人の適性や組織のニーズを踏まえて人事異動は実施しています。
Q:仕事をするにあたって、パソコンのスキルはどの程度必要ですか?
A:個々の業務によって必要とされるスキルは異なりますが、パソコンスキルはどの部署でも必要になります。Word・Excel等の基本的な操作はできるほうがよいでしょう。ただし、仕事を通して覚えていくこともできますので、入社後にもスキルアップの機会は十分にあります。
Q:どのような障がい害のある方が働いていますか?
A:現在は、視覚障がい者(全盲、弱視)、肢体不自由者(車いす)のある方が働いております。
その他の障がいをお持ちの方も、実績はありませんが積極的に受け入れる予定です。
日本ブラインドサッカー協会
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